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Kstyle記事より 『観相』制作会社代表インタビュー②

Vol.2 ― 「観相」制作会社チュ・ピルホ代表「豪華なキャストたち、一番は断然ソン・ガンホ!」

※この記事には映画「観相」の結末に関する内容が含まれています。


歴代韓国映画の興行成績トップ10入りを果たし、今年韓国で公開された映画の中で2番目に観客数900万人を突破した映画「観相」(監督:ハン・ジェリム、制作:JUPITER FILM)。興行に至るまで多くの人々が力を注いだが、何よりも豪華な俳優たちの力が一役買った。

天才観相家ネギョン役を演じたソン・ガンホから首陽大君(スヤンテグン)を演じたイ・ジョンジェ、キム・ジョンソ役のペク・ユンシク、ネギョンの妻の弟であり、助力者ペンホン役のチョ・ジョンソク、ネギョンの息子ジンヒョン役のイ・ジョンソク、そして朝鮮一の妓生(キーセン:朝鮮時代の芸者)ヨンホン役のキム・ヘスまで。昨年1000万人の観客を動員した「10人の泥棒たち」(監督:チェ・ドンフン)の時代劇版とも言われるほど豪華なラインナップを誇っていた。
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それぞれの俳優が自身のカラーを披露しながらも違和感のない息ぴったりのアンサンブルを届け、900万人の観客を呼び寄せた。一番の功労者という言葉に相応しい。

特に映画の後半に登場する首陽大君役のイ・ジョンジェは強烈なカリスマ性を披露し、存在感を示した。後から5000万ウォン(約460万円)の出演料を削減したことが明らかになり、より一層注目を集めている。「観相」の制作を担当したJUPITER FILMのチュ・ピルホ代表も「実際に、俳優が出演料を削減するということは簡単なことではありませんが、快く提案を受け入れてくれて有難かった」と感謝の気持ちを伝えた。

しかし、チュ・ピルホ代表はイ・ジョンジェよりもソン・ガンホにさらに大きな拍手を送った。出演を最も先に確定してくれたので、その感謝の気持ちは格別だった。彼はソン・ガンホの演技に感嘆し「素晴らしかった」と表現した。

「本当に素晴らしい演技でした。映画の序盤ではコミカルな演技で笑いを誘い、後半では涙を誘う父性愛で心に響かせました。映画の後半で息子ジンヒョンを抱きしめ、泣くシーンは『観相』の最高の一場面として挙げてもいいと思います。この世で自分よりも大事な息子が、自分のせいで死んだわけですから、その悲しみというのは言葉では表現できませんよね。父が息子を抱きしめ、号泣するそのシーンでは、本当に鳥肌が立ちました。そのような泣き方を『牛の涙』とも表現しますが、『観相』を何回繰り返して見てもそのシーンが毎回悲しくて込み上げてくるものがあります」
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続いて「ソン・ガンホ、彼だけにできる演技だった」と伝え、親指を立てたチュ・ピルホ代表は、今回「観相」が900万人の観客を動員できたことについてもソン・ガンホが礎となったと頷いた。映画が出発できる中心を担ってくれた、サッカーで言えばキックオフのような役割を果たしたという。

「1本の映画の中で様々な感情を表現することは言葉のように簡単ではありません。日向から日陰のほうに進んでいく奥深さが違いますよね。『演技の天才』という言葉に相応しい俳優です。ソン・ガンホさんの演技の幅を思う存分鑑賞できました。演技の幅が広い俳優と映画を作るというのは、本当に最高にラッキーなことではないでしょうか。断言しますが、映画の中心はソン・ガンホでした。ハハハ」

元記事配信日時 : 2013年10月23日07時33分記者 : チョ・ジヨン 写真 : キム・ジェチャン

by cyu-rin | 2013-11-01 07:15 | jojeol映画