2013年 09月 08日
scenePLAYBILL インタビュー記事 日本語訳②
[オファーがあった作品が多かったでしょうが作品を選ぶ基準は何ですか?]
まず、作品が良くて自分が面白くなければならない。
特にキャラクターに興味を感じてこそですが。【逆鱗】も史劇です。
正宗を暗殺しようとする'ウルス'という役ですが「殺人のために育てられたキラー」
というキャラクターがとてもやりたかった。
僕が見たシナリオの中で1番面白かったし機敏なキラーキャラクターを僕が演じる時
どのように演じるのか気になった。
[主に誰に相談しますか?]
判断は自分でします。もちろん周りにも助言を求めるが僕の気持ちが優先です。
分析もやはり一人でします。この場面ではどう演技しようか?
この場面ではどんな風に見られなければならないか?等。
僕が思ったキャラクターを想像しながら漫画本を見るように分析します。
[特に台本分析法があるのではないですか?]
それはないです。説明できないです。
僕が感じる多くの感性を言葉で表現するには言語的感覚が不足してるんですよ(笑)
なので僕がどうやって分析をするか説明するのは大変です、どうも本能みたいです。
この部分では強く、この部分では弱くしなければならないということは言えるけど、
何故なのか聞かれたら答えられない。それは純粋に感覚です。
だから演出をするには足りないんです。俳優のディレクションをあげるには
理性的に判断して妥当性があるように説得しなければならないので僕はできないです。
[演出の方は関心ないんでしょうか?]
演出に対する欲はないですが欲望はあるとしておきます。(笑)
とにかく初めての分析をする時がもっとも楽しい。作品が進行しながらディテイルが
追加され補足される部分も多いが初の枠をちゃんとつかんでおけば大きく難しくない。
そういうように想像しながら見ていても読みにくいシナリオがある一方
難しくても読みやすいシナリオがあります。
[例をあげると]
KINGの冷徹で威厳のあるウンシギョンは僕とは違うので
僕という俳優が演じるとどうなるのか気になってどんどん読んで、
ミュージカル「私の心のオルガン」は想像する僕ととてもマッチするから
それが楽しくて読みやすかった。
[週末ドラマ 最高だイスンシンのシン・ジョノもチョ・ジョンソクが
たくさん見えるキャラクターでしたが。
かなり長い時間を過ごして もう終盤を目の前にしている]
週末ドラマは初めてで長い撮影期間にバテたりもして
ミニシリーズとはまた違う大変な部分もあった。だけど大先輩方と作業しながら
学ぶ点も多く感じるところも多い値打ちがある経験だった。
[とにかくこのドラマでチョジョンソクがもっと知られたことは間違いない。
事実 もっと早く映画やテレビドラマをする機会があったのに
まず約束した公演を選びました。惜しいことや後悔はないですか?]
とてもよかったと思っています。僕が卓越した選択をした事じゃなく
運がよかったと言いたいです。
初テレビドラマの「what's up」興行はダメだったけど、この作品を通して
イ・ジェギュPDはじめ良くしてくださった方々のおかげで相次いで作品が入ってきた。
前にも機会があったが公演があったのでできなかったこと、それはやはり運だと思う。
その時もしも「ヘドウィグ」でなく映画「風吹く良い日」をしていたら
今とは違っていたということだ。人は遅かったという時間の間、
僕は舞台で功徳を積んでいたのだから。